オーディオ・コントロール・センター Raicho7acc


雷鳥7シリーズ

雷鳥7シリーズはムジカのフラグシップモデルです。 ヨーロッパでは標準的な30cm幅の筐体は、天板と底板の天然御影石を金属製のキールによって連結して頑丈な構造体とし、 増幅回路は構造体内にフローティングして配置されています。 そのため外部からの振動に強く、重ねて設置しても音質が劣化することがない設計です。 これを可積層構造と呼んでいます。 また、雷鳥7シリーズは前面、上面、側面にはネジを見ることがありません。 単なる工業製品ではなく、そのデザインも楽しんでいただければと考えています。

2種の機器を自在に選択

'80年代には2種のスピーカーを『クラシック用』『JAZZ用』として楽しまれているオーディオファンも多かったように思います。 その後『接点によって音質劣化する』とスピーカーセレクターのないアンプばかりに。 そんな電子パーツが使われたのは昔の話。スマホやカーナビ、電気自動車といった高度に進化した電子機器に使用されている電子パーツを手にすると、 『接点によって音質劣化する』は古い考え方だと実感します。 本機はスピーカーだけでなく、2つのプリアンプ、2つのグラフィックイコライザー、2つのパワーアンプを自在に切り換えるコントロールセンターです。

スピーカーの不要な振幅を抑える電気ブレーキ回路

電気ブレーキとは電車やハイブリッドカーにも搭載されており、走行時動力源としているモーターをブレーキ時に発電機として動作させることで効率的に減速させるものです。 スピーカーにおいても音楽信号がある状態ではパワーアンプからのエネルギーによってコーン紙は大きく振動していますが、 音楽信号が小さなってもコーン紙は慣性によって同じように動き続けようとします。これが歪成分となり音質を劣化させるのです。 Raicho7accの電気ブレーキ回路はスピーカーが発生させる逆起電力を吸収することによってコーン紙の余分な動きを抑えます。 ドラムでは特に影響が顕著で、『ボンボン』という音が電気ブレーキ回路によって『バシッバシッ』と変化します。

エージングのための信号発生回路搭載

適正なエージングによって音質が向上することは良く知られています。 電源を投入したばかりのパワーアンプは生気がなく硬質な音ですが、エージングによっていつもの音質を取り戻します。 しかし、常に電流が流れている特殊なA級アンプと異なり、AB級アンプやスピーカーは音が出ていない状態でのエージングは進みにくくなります。 また、高域から低域まで満遍なく発している音楽信号でないとバランスの取れたエージングは進みません。 Raicho7accには効率的なエージングを行うための信号発生回路を搭載しました。 一般的なアンプ・スピーカーであれば5分程度で十分なエージングが完了します。

パワーアンプとワイヤレス接続が可能

Raicho7accには音楽信号をデジタル化し、送信する回路が搭載されています。 専用の受信回路を搭載したパワーアンプで受信し離れた場所で再生します。 送信回路はサンプリング周波数44.1KHzでCDと同等のクオリティを有し、5~10mの距離を伝送することが可能です。 受信回路はカスタマイズによってRaicho7pow等のパワーアンプに搭載することが可能です。 対応機種とカスタマイズ価格は カスタマイズ一覧表をご覧ください。

rega社レコードプレーヤー用クリーン電源搭載

rega社のレコードプレーヤーは周波数同期型のモーターが使用されており精度は電源周波数に依存します。 電源周波数は東日本は50Hz、西日本は60Hzです。長期的な精度は高いのですが、短期的には不規則な変動があります。 Raicho7accには安定度の高い電源から独立した電源が出力できるようになっています。 クリーンで安定した電源はレコード再生時のノイズを低減します。 また、電源から独立していますので50Hzのプレーヤーを60Hz地域で使用することも可能です。

天板/底板は天然石スターギャラクシー

天然石スターギャラクシーはインド南東部アーンドラ・プラデーシュ州で産出される黒御影石の一種です。 マグマが地下深くで凝固したもので、深い漆黒の中にゴールドスポットと呼ばれる金色の粒子がちりばめられており、 夜空に輝く星のような美しい石材です。 スターギャラクシーは密度が高く、硬く、重量があり、極めて高価な石材です。 雷鳥7シリーズには天板だけでなく底板にもスターギャラクシーが使用されており、雷鳥7シリーズを積み重ねて使用しても音質劣化が無いよう設計されています。

開発者からのメッセージ

2009年、システムコンポーネントに負けないプリメインアンプを開発するというコンセプトで雷鳥のプロジェクトは始まりました。 岐阜県の鳥である雷鳥の名を冠た雷鳥は6回のモデルチェンジを経て、現在に至るまでフラグシップモデルとしてムジカを代表するコンポーネントです。 今回のモデルチェンジはこれまでにない大規模なフルモデルチェンジで、 音質も、機能も、回路も、デザインも全てが変更されています。 ムジカ試聴室(ログハウス)では雷鳥7シリーズの試聴が可能です。ぜひお越しください。

オーディオ・コントロール・センター Raicho7acc 仕様

●切換機能:プリアンプ2系統、グラフィックイコライザー2系統
     パワーアンプ2系統、スピーカー切換:2系統
●周波数特性:8Hz~100KHz
●外形寸法:W303mm × H66mm × D303mm
●その他の機能:エージング用発振回路、rega用電源、ワイヤレス接続
●付属品:電源ケーブル
●標準価格:¥99,800(税込)
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