モノラルパワーアンプ Raicho6mono


20セット限定発売

MUSICAは2005年岐阜県で設立されました。
黎明期に発表されたRaicho は、
岐阜県の県鳥である雷鳥の名を冠し、
フラグシップモデルとしてヨーロッパで取り上げられ
MUSICAの礎を築きました。
自動車産業や航空産業等の最先端工業に加え、
多くの伝統工芸にも恵まれた岐阜県。

2021年、大幅に刷新されたRaicho6monoを20セット限定発売致します。

Raicho6monoの開発の原点

当社パワーアンプの多くは出力50wです。一般的な音楽を聴く場合に必要十分なパワーで、99%の音源を不満なく再生することができます。 しかし、中にはパワー不足を感じる音源もあります。そんな1枚がテラークの『1812年』です。 この音源ではヴァージニアの古典兵器保存団体が所有する3本の本物の大砲の発射音が使用されています。 発射音を測定したところ平均音量の18倍にもなりました。 これを3m離れた場所に設置した90dB/m/wのスピーカーで再生するためのパワーを計算したところ約150wとなりました。 出力の増大、中音域での低歪化、再生周波数帯域の拡大成し、1812年を正確に再現する。 これがRaicho6monoの開発の原点になりました。

高入力インピーダンス真空管バッファ回路

高音質パワーアンプの実現には、 プリアンプから伝送される音楽信号のクオリティを損なわない入力回路が重要です。 プリアンプが最も高音質な状態はパワーアンプを接続しない無負荷状態。 パワーアンプを高入力インピーダンスとすることで、その状態に近づけることが可能です。 反面、高インピーダンスはノイズに対しては不利。 60年代、インピーダンスの好バランス点は10キロオームと考えられていました。 70年代、半導体素子の普及により47キロオームとなり、 現在ではノイズ対策技術は向上し、 220キロオームが良いのではないかとMUSICAは考えます。 Raicho6monoでは220キロオームの高インピーダンス真空管バッファー回路を採用しています。

MOS-FETピュア・アナログパワーアンプ

パワーアンプにはアナログアンプとデジタルアンプがあります。 デジタルアンプは小出力に適しており、消費電力が少ないためバッテリー動作の機器には最適です。 発熱も少なく小型化が容易です。 アナログアンプは、大出力が可能ですが、発熱が大きく小型化には向きません。 しかも高価です。しかし、残留ノイズは少なく、力強い低音を再生するため現在でも本格的なオーディオアンプの多くはアナログアンプです。 MOS-FETは電界効果トランジスターの一種でその特性が真空管に似ていることから注目されています。 MOS-FETの本当の良さはそのシンプルな回路構成。位相の回転や歪が少なく、音楽信号を劣化させることなくスピーカーへと送り込みます。

ローノイズ・ハイスピードスイッチング電源

近年の高級パワーアンプの電源は、国内ではアナログ電源、海外ではスイッチング電源が主流。 なぜか国内では人気のアナログ電源ですが、そのメリットはノイズが少ないという1点だけ。 アナログ電源はハムノイズが多く、大きく、重く、高価です。 ほとんどのスイッチング電源は電源や負荷の変動にかかわらず一定の電圧を出力します。 出力段に使用するアナログ電源は100ボルトの電圧変動に影響され、 再生音が大きくなると電圧が下がってしまい、音の伸びが損なわれます。 Raicho6monoでは、スイッチング電源をシールド板で包み込んでしまう電磁シールドを施すことで、 高周波ノイズを測定可能値以下に抑え込んでいます。

純国産・原材料の80%を岐阜県で製造

日本の「ものづくり」は故障やバラツキの少なさで品質世界一になりました。 これは緻密な設計に加え、長年培ってきた「ものづくり」に対するこだわりがあるからです。 Raicho6monoは水と自然に恵まれた岐阜県で製造されています。 岐阜県は自動車産業や航空産業といった先端工業に加え、多くの伝統工芸品にも恵まれたエリア。 Raicho6monoはこれらのコラボレーションによって、こだわりのオーディオアンプを実現しました。

フロントパネル:インディアン・ローズウッド

Raicho6monoのフロントパネルはアコースティックギター指板やサイド・バック材に使用される インド西部産のインディアン・ローズウッド(紫檀)が使用されています。 ローズウッドは、切ったばかりの新鮮な材がバラの様な香りがすることから名付けられました。 本パネルの加工は岐阜県中津川市に本社がある世界的なギターメーカー株式会社高峰楽器製作所の工場で ギターと同様の工程で加工されています。

トップパネル:スターギャラクシー

スターギャラクシーはインド南東部アーンドラ・プラデーシュ州で産出される黒御影石の一種。 マグマが地下深くで凝固したもので、深い黒色の中にゴールドスポットと呼ばれる金色の粒子がちりばめられている極めて高価な石材です。 加工は石材加工が盛んな岐阜県関ケ原町。 1936年に竣工された国会議事堂や1918年に竣工された大阪市中央公会堂(中之島公会堂)の大理石は関ケ原町で加工されたものです。

シャーシ:アルミ筐体加工

アルミ筐体加工は強力なレーザー光線を使用したレーザーカッターによって高精度に切断されたアルミニューム板を プレスブレーキによって曲げ加工を行われ、クリスタルブラックと呼ばれる透明感のある黒色塗装を施します。 これらの加工はすべて岐阜県養老町にある工場で行われます。 この工場は戦車のコントロールパネル等も製作する高品位な金属加工を専門に行う加工工場です。

バックグラウンド:美濃和紙

真空管が設置されているフロントパネル中央の奥にあるシールドケースの内側には岐阜県美濃市で製作された落水紙美濃和紙が貼られています。 落水紙は手すきで製作される美濃和紙の一種で、すき終わった直後に金型を重ねて上から水を噴射し、透かしのような模様をつける技法です。 Raicho6monoの落水紙は瑞宝単光章を受賞された市原達雄さんが製作されたものです。

インシュレーター:美濃焼

平安時代から続く岐阜県東濃地区の陶器産業は桃山時代には美濃焼として一大産地となり、 現在では和食器・洋食器を多くを生産する大窯業地です。 Raicho6monoはインシュレーター(ケースレッグ)として岐阜県多治見市産の美濃焼の陶器を使用しています。 高硬度の陶器を3点支持で使用することによってRaicho6monoをラックにしっかりと設置し、ダイナミックな低音を実現しています。

アパチャ:飛騨組子

真空管の状態を確認するためのアパチャ(窓)枠としてる飛騨組子が取り付けられています。 飛騨組子は岐阜県高山市の飛騨の匠の手によって飛騨産の杉や檜を細くひき割り、溝・穴・ホゾ加工を施し、 釘をまったく使用せずに1本1本組付け、幾何学的な文様を作り出す繊細な技術です。 その精度は0.1mm以下。 Raicho6monoには飛騨組子の代表的なデザインである麻の葉をモチーフとしたデザインが用いられています。

ライフスタイルに最適化された1台のための豊富なカスタマイズ

カスタマイズは購入時はもちろん、購入後も可能です。
詳細は カスタマイズ一覧表をご覧ください

パワーアンプ Raicho6 mono 仕様

●入力  RCA 1系統(ライン)
●出力  150W
●周波数特性  5Hz~80KHz
●真空管  6SN7GT
●外形寸法  W300mm × H140mm × D204mm
●内容物  電源ケーブル
●標準価格  ¥298,000(ペア・税込)
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