Raicho-es series
Raicho-esは雷鳥3のトリビュートモデルです。 雷鳥3は2016年に発売され、昨年生産完了となるまで7年間生産されてきました。 過去に発売された雷鳥シリーズの中で最も多く生産された人気モデルでしたが、 新技術や進化した電子パーツの出現によって生産完了となりました。 生産完了後も海外から雷鳥3シリーズ再発売の要望が相次いだため、 外観デザインはそのままに新製品Raicho-esとして発売することになりました。 Raicho-esは高音質化の改良が施され、ハイレゾ対応です。
Raicho-esの高域特性は80KHzの超ワイドレンジで、ハイレゾ音源に対応しています。 さらにローノイズであるため、24bitの高解像度の音楽信号もロスなく再生することが可能。 近年、ハイレゾ音源を楽しまれる方が増えてきました。 しかし、ファイル形式やD/A変換が注目されることはあっても増幅回路が議論されることは少ないように思います。 ハイレゾ再生は音源、増幅回路、スピーカーのすべてがハイレゾに対応していないと良さを引き出すことができません。
『カスタマイズ』は高音質化や使いやすさを向上のためのムジカ独自のサービスです。
新技術が発表された際に行われる臨時カスタマイズといつでも行うことができる通常カスタマイズがあります。
カスタマイズは購入時はもちろん、購入後も可能です。
詳細は カスタマイズ一覧表をご覧ください
Raicho-esのシャーシは純アルミシャーシです。 一般的なオーディオ機器は金属の筐体が1ターン(1回転)のコイルを形成し このコイルにノイズや電波が重畳することによって歪が発生します。これを渦電流を呼んでいます。 Raicho-esはシャーシとカバーは絶縁され、渦電流は流れません。 また、水平方向の渦電流をもカットするために側面が離れた構造になっています。
Raicho-esのトップパネルにはノルウェー産の天然御影石『エメラルドパール』が使用されています。 エメラルドパールは『石』と『宝石』の中間に分類されるとても高価な石材で、『貴石』と言われます。 エメラルドパールの中には半透明乳白色の結晶が数多く含まれていますが、この部分はムーンストーンと呼ばれる宝石の原石です。 ムーンストーンは6月の誕生石にもなっています。
Raicho-esのフロントパネルはアルミ無垢材から1枚1枚削り出して製作されています。 プラスチックや薄い鉄板を曲げた「パネルもどき」ではありません。 切削に使用する機械は、たたみ2畳程の大きさ。 高速に回転する刃物がアルミ無垢材を少しずつ削っていき、20分もの時間を要し1枚のパネルを削ります。 自動車産業や航空機産業が盛んな岐阜県・西美濃エリアにある特殊技術をもつ協力工場でRaicho-esのパーツが製造されています。
オーディオ機器は非常に高度な電子機器です。 日本の「ものづくり」は故障やバラツキの少なさで品質世界一になりました。 これは緻密な設計に加え、長年培ってきた「ものづくり」に対するこだわりがあるからです。 ムジカの製品は水と自然に恵まれた岐阜県・西美濃エリアで製造されています。 例えばプリント基板。当社で設計されたオリジナルのプリント基板は 当社と同じく岐阜県大垣市にある協力工場で生産されています。 この工場ではトヨタ、レクサスや北陸新幹線のプリント基板も生産しています。
デジタルパワーアンプは小型で消費電力が少ないというメリットがあります。 そんなメリットを生かしてバッテリーで動作するスマホ等のアンプとして使用されています。 一方アナログパワーアンプはデジタルアンプより大型になり電力消費も多くなりますが高音質というメリットがあります。 Raicho-es powはピュア・アナログアンプ。 最近ではかなりナチュラルな音質のデジタルアンプもありますが、低音の力強さやダイナミックレンジ、 微小信号の歪感においては、現在でもアナログアンプに軍配が上がります。
Raicho-es priには新方式のトーンコントロール回路を搭載しました。 ひとつのツマミで低域と高域を独立してコントロールすることができます。 部屋やスピーカーシステムの特性を補正することで バランス良く、聴きやすい音に整えることが可能です。 和室では高域が畳に吸収され、フローリングでは中域が盛り上がった不自然な音になりがちです。 こういった部屋の特性は、吸音パネルや反射板等で補正するのが本来ですが ご家庭では難しく電子回路技術を使用し補正させることで同等以上の効果が期待できます。
2009年、システムコンポーネントに負けないハーフサイズコンポーネントを開発するというコンセプトで雷鳥プロジェクトが開始されました。 岐阜県の鳥である雷鳥の名を冠た雷鳥は、現在でも雷鳥7としてムジカを代表するフラグシップモデルです。 Raicho-esは雷鳥3のトリビュートモデル。 雷鳥3生産完了後も海外から再発売の要望が相次いだため、 外観デザインはそのままに発売されることになったものです。しかし、パワーは50wから60wへパワーアップし、トーンコントロールも新回路が搭載されています。
品名 プリアンプ
トーンコントロール 高域、低域
周波数特性 8Hz~80KHz
入力 RCA 3系統(ライン)
外形寸法 W220mm × H82mm × D220mm
内容物 電源アダプター
標準価格 ¥128,000(税込)