パッシブアッテネーター Raicho6 att


Raicho6 attのベースはCuculo-att

パッシブアッテネーター Raicho6 attはCuculo-attをベースに雷鳥6用にグレードアップしたモデルです。 内容は音質上のアップグレードとデザイン上のアップグレードがあります。 デザイン上のアップグレードとしてはトップパネルにRaicho6monoと同じインド産天然御影石『スターギャラクシー』を使用。 入力切替スイッチと音量調節用ノブにはRaicho6monoのフロントパネルをイメージした天然木のノブを使用しています。 パッシブアッテネーター Raicho6 attは20台限定生産となります。

高音質・高信頼性パーツを使用

パッシブアッテネーターの音質を左右する抵抗体には 通常使用される2倍の容量の1/2w金属皮膜抵抗を使用。 熱擾乱雑音を抑え、歪感が少なく、ダイナミックな音質を再生します。 音量調節を行う23接点ロータリースイッチには オシロスコープ等の測定器に使用される高信頼性のロータリースイッチを使用しました。 通常のボリュームと比較すると接点部分の接触抵抗がたいへん低く、 歪も少ないため微小な音楽信号をロスなく切り換えることが可能です。

入力50キロオーム A特性を実現

本機は業務用の「dBステップ」アッテネーターではなく、 一般的な音量調整ボリュームに近い『A特性』です。 スタジオや音響機器測定試験では「dBステップ」のアッテネーターが使用されますが、 これを一般的なオーディオ機器と組み合わせた場合、 細かな音量調整がしにくいという欠点がありました。 本機は人間がリニアリティを感じる音圧カーブ(A特性)を採用しています。 また、一般的なパッシブアッテネーターの入力インピーダンスは10~20キロオームですが、 本機の入力インピーダンスは一般的なプリアンプ(47キロオーム)に近い50キロオーム。 モノラルアンプRaicho6monoに使用した場合に最高の音質となるように最適化されています。

厚さ5.5mmアルミ無垢削りだしパネル

本機のフロントパネルはとても複雑な加工がされています。 アルミニューム無垢材から1枚1枚削り出して製作されており、 プラスチックや薄い鉄板を曲げた「パネルもどき」ではありません。 切削に使用する機械は、たたみ2畳程の大きさ。 高速に回転する刃物がアルミニュームを少しずつ削っていきます。 1枚のパネルを削るのに20分もの時間を要します。 こういった切削加工では鏡面加工に近い表面仕上げをすることはとても難しいのですが、 本機のパネルはツマミが映り込むほどの加工精度を誇ります。 当社が位置する岐阜県・西美濃エリアは自動車産業や航空機産業が盛んなエリア。 フロントパネルの加工にさえも、これら産業の特殊技術が応用されています。

パッシブアッテネーター Raicho6att 仕様

●型名  Raicho6att
●出力  RAC1系統
●入力  RAC4系統
●入力インピーダンス  50KΩ
●レベル調整  0~-∞dB(23ステップ)
●外形寸法  W119mm × H70mm × D196mm
●内容物  なし
●標準価格  ¥99,800(税込)

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