プリメインアンプ Raicho5int
雷鳥5シリーズは小型のハーフサイズのフラグシップモデルです。 通常サイズのラックに2台並べて設置することができます。 当社も輸出するヨーロッパではフルサイズのオーディオアンプよりも 小さなサイズのアンプが人気です。 さりげない外観から本格的な音質を再生するアンプが好まれます。 デザインはシンプル&レトロモダン(Simple & Retro modern)。 1970年代のデザイナーが50年後のオーディオシステムを想像しデコレーションしたら? そんなデザインです。 雷鳥5シリーズは前面、上面、側面にはネジを見ることがありません。 単なる工業製品ではなく、見た目も楽しんでいただければと考えています。
3極管による真空管バッファ回路を搭載しています。 バッファ回路は『緩衝増幅器』とも言われ、梱包時の緩衝材が外部の衝撃を排除するように接続された電子回路の影響を排除し、 電気的な環境を最適化する回路です。 プリアンプとパワーアンプの間に接続されるRCAケーブルは音質が大きく変化する要因のひとつですが、 バッファ回路は入力インピーダンスをコントロールすることで RCAケーブルの影響を最小限に抑えることができます。 使用されている真空管は現在でもプロのミュージシャンが実際にギターアンプに使用する『ギターチューブ』12AU7。 低インピーダンス且つ高信頼性の真空管です。
Raicho5intは小型ながら50W×2のパワーを誇りますが、デジタルアンプではありません。 当社ではデジタルアンプも取り扱っていますが、 現時点では低音の力強さやダイナミックレンジ、微小信号の歪感においてアナログアンプに軍配が上がります。 また、Raicho5int横幅20cm程の小型ボディ。 近年、携帯電話やパソコンの小型化によりパーツが小型化高性能化され、 ほとんどの電子パーツが10年前の半分以下の大きさになっています。
雷鳥5シリーズのトップパネルにはノルウェー産の天然御影石『エメラルドパール』が使用されています。 エメラルドパールは『石』と『宝石』の中間に分類される高価な石材で、『貴石』と呼ばれています。 エメラルドパールには多くの結晶状の鉱物が含まれますが、 その中の半透明乳白色の結晶体を取り出したものが6月の誕生石でもあるムーンストーンです。
雷鳥5シリーズのフロントパネルはとても複雑な加工がされています。 アルミニューム無垢材から1枚1枚削り出して製作されています。 プラスチックや薄い鉄板を曲げた「パネルもどき」ではありません。 当社がある岐阜県・西美濃エリアは自動車産業や航空機産業が盛んなエリア。 切削に使用する機械は、たたみ2畳程の大きさ。 高速に回転する刃物がアルミニュームを少しずつ削っていきます。 1枚のパネルを削るのに20分もの時間を要します。 また、ツマミは無垢の真鍮(ブラス)を削り出したものです。
オーディオ機器は非常に高度な電子機器です。 日本の「ものづくり」は故障やバラツキの少なさで品質世界一になりました。 これは緻密な設計に加え、長年培ってきた「ものづくり」に対するこだわりがあるからです。 musicaの製品は水と自然に恵まれた岐阜県・西美濃エリアで製造されています。 例えばプリント基板。当社で設計されたオリジナルのプリント基板は 当社と同じく岐阜県大垣市にある協力工場で生産されています。 この工場では信頼性が要求される自動車・レクサスや北陸新幹線のプリント基板も生産しています。
カスタマイズは購入時はもちろん、購入後も可能です。
詳細は カスタマイズ一覧表をご覧ください
入力 RCA 3系統(ライン)
出力 50W+50W
周波数特性 5Hz~80KHz
外形寸法 W220mm × H70mm × D196mm
内容物 電源アダプター
標準価格 ¥298,000(税別)
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