MM/MCフォノアンプ pho64crane
2010年から始まった60シリーズ5世代目となる64craineシリーズ。64craineシリーズは64シリーズをさらに進化させ、同価格に抑えた意欲作です。 パーツを見直し、よりダイナミックで自然な音質を追求。 NFB回路の抵抗の熱雑音を軽減するために100倍以上の高熱容量タイプに交換、 より広帯域化のためのコンデンサー交換。また、プリアンプでは真空管バッファ回路を搭載しました。 その結果、SN比は6dB上昇し、帯域も1オクターブ以上広帯域化を達成。 64craneシリーズは、必要なモデルを選択し、組み合わせ、カスタマイズすることであらゆるシーンに対応します。
型名 pho64crane
品名 MM/MCフォノアンプ
入力 MCカートリッジ用1系統、MMカートリッジ用1系統
再生特性 RIAA、ffrr、Columbia、American78s
出力 RCA1系統
外形寸法 W215×H59×D160
内容物 電源アダプター
標準価格 ¥120,000(税別)
MM/MCカートリッジに対応したフォノアンプです。
本機は再生特性を切り換えて使用することができます。
現在のレコードは全米レコード協会が1954年に規格化した
RIAAカーブによって録音されています。
以前はレコード会社で異なる録音規格が使用されていました。
pho64はRIAA以外に次の主要3特性を内蔵しています。
ffrr(英デッカレコードが1945年に規格化し1958年まで使用された)
Columbia(米コロンビアレコードが1948年に規格化。SPレコードにも)
American78s(米国、日本のSPレコード)
更にカスタマイズとしてold AES、old NAB、old RCA、european78sの中から2つを追加できます。(カスタマイズ価格・各\10000税別)
3極管による真空管バッファ回路を搭載。 バッファ回路は『緩衝増幅器』とも言われ、梱包時の緩衝材のように入出力に接続された回路の影響を受けにくくし 電気的な環境を最適化する回路です。 フォノアンプはRCAケーブル等で大きく音質が変化しますが 出力段にバッファ回路を配置することによってこれらの影響を最小限に抑えることができます。 使用されている真空管はパトリオットミサイルを生産しているアメリカのレイセオン社製3極管5703。 軍用に開発されたサブミニチュア管。振動に強く、高信頼性です。 この真空管は真空管時代の最後期1969年に開発されました。 軍用の他、超小型というメリットをいかして補聴器等にも使用されていました。