ステレオフォノアンプ Cuculo-pho-st


Cuculo(ククーロ)シリーズとは?

Cuculoはイタリア語でカッコウを意味します。 ベートーヴェンの交響曲に『田園』という曲があります。 この曲の第2楽章は美しく、心休まる楽章です。 終盤になるとクラリネットによるカッコウが登場します。 田園で最も印象的な小節です。 Cuculoシリーズはプリアンプやパワーアンプといったオーディオシステムの中枢をなすものではなく、 周辺機器のシリーズです。 CuculoシリーズはRaichoシリーズと組み合わせて使用するだけのクオリティを備えています。 横幅は119mmとRaicho5シリーズの約半分でとてもコンパクトに設計されています。

フォノアンプはなぜ必要?

簡易的なレコードプレーヤーではフォノアンプが内蔵されているものもありますが、 本格的なレコードプレーヤーではフォノアンプが必要です。 レコード盤から音楽信号をピックアップするカートリッジの出力電圧は CDプレーヤーの出力電圧の1/1000程しかありません。 さらに、カートリッジから出力される音楽信号はRIAA規格によって 低域に比べて高域は100倍強調されて録音されており これを正常な音楽信号に補正する回路がイコライザー回路です。 フォノアンプは微小信号を増幅する特殊なイコライザー回路です。

外来ノイズに影響されない完全分離型バッテリー電源

Cuculo-pho-stはバッテリーが内蔵され、外来ノイズの影響を受けません。 バッテリー電源を使用したモデルの多くは電源ケーブルと増幅回路が電気的に接続された状態です。 この場合コモンモードノイズは混入する可能性があります。 Cuculo-pho-stは電源ON時には100%内蔵のバッテリーから電源が供給され、 電源とは電気的に絶縁された状態になります。これは電源コードを抜いた時と同じで完全分離型バッテリー電源です。 この状態ではノーマルモードノイズもコモンモードノイズも混入することなく、 電源ケーブルによるいわゆる『アースループ』によるハムも発生しません。

ノルウェー産天然石『エメラルドパール』のトップパネル

Cuculo-pho-stのトップパネルにはノルウェー産の天然御影石『エメラルドパール』が使用されています。 エメラルドパールは『石』と『宝石』の中間に分類される高価な石材で『貴石』と呼ばれます。 エメラルドパールの中には半透明乳白色の結晶が数多く含まれていますが、 この部分はムーンストーンと呼ばれる宝石の原石です。 また、当社が位置する岐阜県・西美濃は昔から石材加工が盛んなエリア。 国会議事堂や大阪市中央公会堂(中之島公会堂)の大理石は 西美濃エリアで加工されたものです。 本機のトップパネルは西美濃エリアで加工されたものが使用されています。

厚さ5.5mmアルミ無垢削りだしパネル

Cuculo-pho-stのフロントパネルはとても複雑な加工がされています。 アルミ無垢材から1枚1枚削り出して製作されています。 プラスチックや薄い鉄板を曲げた「パネルもどき」ではありません。 切削機械は、たたみ2畳程の大きさで高速回転する刃物がアル無垢材を少しずつ削っていき、 1枚のパネルを削るのに20分もの時間を要します。 当社が位置する岐阜県・西美濃エリアは自動車産業や航空機産業が盛んなエリア。 こういった特殊技術をもつ協力工場でCuculo-pho-stのパーツの80%以上が製造されています。

純国産・日本製

オーディオ機器は非常に高度な電子機器です。 日本の「ものづくり」は故障やバラツキの少なさで品質世界一になりました。 これは緻密な設計に加え、長年培ってきた「ものづくり」に対するこだわりがあるからです。 MUSICAの製品は水と自然に恵まれた岐阜県・西美濃エリアで製造されています。 例えばプリント基板。当社で設計されたオリジナルのプリント基板は 当社と同じく岐阜県大垣市にある協力工場で生産されています。 この工場ではレクサスや北陸新幹線のプリント基板も生産されています。

ライフスタイルに最適化された1台のための豊富なカスタマイズ

カスタマイズは購入時はもちろん、購入後も可能です。
詳細は カスタマイズ一覧表をご覧ください

ステレオフォノアンプ Cuculo-pho-st 仕様

●型名  Cuculo-pho-st
●入力  MMカートリッジ用1系統
●再生特性  RIAA
●出力  RCA1系統
●外形寸法  W119mm × H70mm × D196mm
●その他の機能  バッテリー電源
●内容物  電源アダプター
●標準価格  ¥87,780(税込)

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