真空管バッファ Cuculo3tube


Cuculo(ククーロ)とは?

Cuculo(ククーロ)はイタリア語でカッコウを意味します。ベートーヴェンの交響曲『田園』の2楽章終盤にクラリネットによるカッコウが登場します。 とても印象的な小節です。Cuculoは横幅約12cmのコンパクトなボディですが記憶に残るような存在感のあるコンポーネントを目指しました。 Cuculoは当社のフラグシップモデルであるRaicho(雷鳥)シリーズを補う単機能の周辺機器として2020年に誕生しました。 そのためRaichoと同等のクオリティを有しています。コンパクトなボディが人気となりメインシステムとしてご使用になるユーザーも。 2023年機能面を見直したマイナーチェンジが行われ、Cuculo2に進化しました。 今回発表されたCuculo3は『Raichoと同等のクオリティ』『コンパクトなボディ』というコンセプトはそのままにフルモデルチェンジしました。 さらにCuculo3ではジョブチェンジを取り入れ、オーディオシステムの新たな方向性を提案しています。


真空管バッファの使用法1

Cuculo3tubeは真空管を使用したバッファーアンプ(緩衝増幅器)です。 バッファーアンプは増幅率が1(0dB)の増幅器です。 一見意味がないようにも思われますが、バッファーアンプをうまく使いこなすととても良い仕事をしてくれます。 緩衝増幅器はその名の通り梱包に使う緩衝材のように前後の機器の干渉を防ぐためのコンポーネントです。 例えば、プリアンプとパワーアンプを接続した場合プリアンプはパワーアンプの動作に影響を与え、パワーアンプはプリアンプの動作に影響を与えます。 間にバッファーアンプを介して接続するとお互いの干渉はなくなり音楽信号だけが伝達されるようになります。 オーディオコンポーネントにはいわゆる『相性』が存在します。 バッファーアンプを上手に使用することで相性をキャンセルさせ、これまでは『相性が悪い』とされてきた機器を接続することができるようになるのです。


真空管バッファの使用法2

オーディオ誌を見ると音楽信号の伝送線路はシンプルな方が良いと書かれています。 確かにその通りなのですが、インピーダンス整合を無視した接続はかえってロスを大きくすることになります。 実際にあった機材で計算してみましょう。
出力インピーダンス4.7KΩのプリアンプと入力インピーダンス47KΩのパワーアンプを接続しプリアンプから1vの信号を出力したとします。 1×47/(47+4.7)=0.91vの信号がパワーアンプに伝達されます。
次に間にCuculo3tubeを使用した場合のプリアンプとバッファアンプ間のロスは1×220/(220+4.7)=0.98、 バッファアンプとパワーアンプ間のロスは0.98×47/(47+0.47)=0.97v
バッファアンプを使用したことで0.91vだった信号は0.97vまで回復することができました。


真空管バッファアンプ搭載

本機には真空管式の出力バッファアンプが搭載されています。 真空管はパトリオットミサイルを製造している米国レイセオン社製のサブミニチュア管5744WBが2本使用されています。 5744WBは高周波特性に優れた3極管で、バッファ回路の周波数特性は10Hz~120KHzと超広帯域です。 真空管というとナローレンジでノイズの多いレトロな音質を想像される方もあるかと思いますが、 真空管という素子はラジオ用増幅素子として発達してきましたので、帯域は狭くはありません。 真空管ラジオのレトロな音質はスピーカーやトランスといった他の電子パーツによる所が大きく 現代でも真空管は第一線で活躍しています。 エレキギター奏者が使用するギターアンプはその多くが真空管式ですし、電子レンジに使用されているマグネトロンやレントゲンに使用されるX線管も真空管です。 現在でも半導体に置き換えることができない分野では真空管が活躍しています。


ジョブチェンジとは?

ジョブチェンジとは機能変更を意味します。 ヘッドホンでの音楽再生が中心のヘッドホンアンプCuculo3hpaのユーザー様が、スピーカーを導入する場合、 ヘッドホンアンプCuculo3hpaをジョブチェンジによってパワーアンプCuculo3powへと変更することが可能です。 また、MMカートリッジでアナログレコードをお楽しみのお客様がMCカートリッジに変更するというような場合もあるかと思います。 これもMMフォノアンプCuculo3pho-mmからMCォノアンプCuculo3pho-mcへのジョブチェンジが可能です。 ジョブチェンジはグラフィックイコライザーCuculo3geqを除くすべてのCuculo3シリーズで相互に可能です。 これは『オーディオコンポーネントはプロパティ(財産)である』という考えに基づいています。 ジョブチェンジ価格は¥34,800(税込)一律です。ジョブチェンジは何回でも可能で元に戻すこともできます。


トップパネルはノルウェー産天然石エメラルドパール

Cuculo3のトップパネルには初代Cuculoから引き継がれているノルウェー産の天然御影石『エメラルドパール』が使用されています。 同じ大きさのトッププレートが使用されており新旧のCuculoシリーズが混在しても違和感が少なくなるように設計されています。 エメラルドパールは『石』と『宝石』の中間に分類される高価な石材で『貴石』と呼ばれます。 エメラルドパールの中には半透明乳白色の結晶が数多く含まれていますが、これはムーンストーンと呼ばれる宝石の原石です。 ムーンストーンは6月の誕生石にもなっています。 当社が位置する岐阜県・西濃エリアは昔から石材加工が盛んで 1936年に竣工された国会議事堂や1918年に竣工された大阪市中央公会堂(中之島公会堂)の大理石も西美濃エリアで加工されたものです。 最近では途上国で加工された石材が多くなっていますが、本機のトップパネルは西美濃エリアで加工されたものが使用されています。


ライフスタイルに最適化された1台のための豊富なカスタマイズ

『カスタマイズ』とは高音質化や使いやすさを向上させるために有償でパーツの一部を交換するムジカ独自のサービスです。 オーディオコンポーネント内部の電子回路に使用されている抵抗やコンデンサー等のパーツををハイクオリティなものに交換したり、 外来ノイズを低下させるようなフィルターを増設する等の様々なカスタマイズを行うことができます。 更にRCAジャックをロジウムメッキの高品位タイプに交換したり、配線材をテフロンワイヤーにすることも可能です。 また、D/AコンバーターやBluetooth回路に於いて国際規格が変更されたりヴァージョンアップされたような場合でも カスタマイズによって新規格への更新も可能です。カスタマイズは購入時はもちろん、購入後も行うことができます。 一般的なカスタマイズは カスタマイズ一覧表に掲載されていますが、一覧表にない独自のカスタマイズも可能です。ご相談ください。


真空管バッファ Cuculo3tube 仕様

●再生特性:10Hz~120KHz
●ゲイン:0dB(1KHz)
●出 力:RAC端子 ライン1系統(インピーダンス470Ω)
●入 力:RAC端子 ライン1系統(インピーダンス220KΩ)
●真空管:5744WB 2本
●その他の機能:真空管バッファアンプ搭載
●外形寸法:W121mm × H68mm × D194mm
●付属品:5v電源アダプター
●標準価格:¥59,800(税込)
●乗換価格:¥39,800(税込・2026年6月末まで)
●発売:2026年5月


開発者からのメッセージ

使用している真空管はパトリオットミサイルを製造している米国レイセオン社のサブミニチュア管5744WBです。 サブミニチュア管は、丸球、ナス管、ST管、GT管、ミニチュア管と進化していった真空管の最終形。 補聴器用に開発されましたが、信頼性が高く1950年代には軍用にも使用されていました。 5744WBは電圧増幅用の三極管で真空管の教科書に出てきそうな構造をしています。 右チャンネルと左チャンネルにそれぞれ1本づつ使用していますのでチャンネルセパレーションも良好です。 真空管というとレトロなイメージですが、ムジカではそういった理由で真空管を使用していません。 現在真空管があまり使用されないのは『割れる』『小型化が困難』『発熱が多い』『コストが高い』といった理由によるものでそのクオリティが低いわけではありません。 ICやFET、トランジスターと同列の『増幅素子』として考え、その回路に最も適した素子を使用するようにしています。


乗換キャンペーン実施中

乗換キャンペーンはムジカ製品のユーザー様が将来にわたって新製品を安価に使い続けていただくことができる当社だけのサービスです。 乗換キャンペーン期間中にムジカ製旧製品を当社に返送頂きCuculo3シリーズを特別価格で販売致します。
●標準価格¥59,800(税込)のモデルは乗換価格¥39,800(税込)に
●標準価格¥69,800(税込)のモデルは乗換価格¥49,800(税込)に
●キャンペーン期間:2026年6月末まで
*返送していただく旧製品は古いものでも、故障したものでもかまいません
*返送していただく1台の旧製品で複数のCuculo3が特別価格となります
*返送していただく旧製品の送料はご負担下さい
*返送していただく旧製品はインシュレーター等アクセサリーは非対象です
*お問い合わせは電話 0584-51-6232またはお問い合わせフォームまで


ご試聴・お問い合わせ・お買い求めについて

ムジカコーポレーションでは岐阜県大垣市上石津町一之瀬1996(電話0584-51-6232)にモデルハウスを常設しています。 どなた様でもムジカ製オーディオコンポーネントをご試聴いただくことができます。 日曜午前中と火曜日、木曜日は自由試聴日としてご予約不要でどなたでもご試聴いただけます。 他のお客様に気兼ねなくじっくりとご試聴をご希望の場合は月曜日か金曜日にご予約されることをおすすめします。 月曜日か金曜日はご予約のお客様が優先ですがご予約がない場合はご試聴可能です。 ご試聴可能な製品は数ケ月ごとに変更されます。 現在ご試聴可能な製品の確認やご試聴のご予約はこちらをご覧ください。
お買い求めは以下のリンクをクリックしてください。
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