MUSICA CORPORATION Ibuki シリーズ
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Ibukiが新しくなりました。
テーマは3つ。
コストアップや多くの設置スペースが必要となることを十分に承知の上で、
純粋に技術的・音質的観点から最良の方法を選択しました。
ぜひオーディオ上級者の方にお聴き頂きたいと考えています。
モノラル ステレオアンプには多くの妥協が必要です。例えば、アースポイント。 Rchにベストのポイントを選択した場合、 Lchに対して最善の選択にはなりません。 また、電源を共用するステレオアンプでは Rch/Lchの混成による歪が常に付きまといます。 Ibukiではこれらの解決策としてモノラル化しました。 独立電源 電源ブロックは外来ノイズが侵入し易い回路です。 電源電圧は常に変動する最も不安定なブロックです。 Ibukiは電源ブロックを独立させノイズを完全にシャットアウト。 オーディオシステムにクリーン電源を使用することは 有益な方法の1つですが、独立電源はその最終形です。 単機能 パワーアンプは電力増幅回路。フォノアンプは微小信号増幅回路。 それぞれ異なる役割があり、 クオリティを最大限発揮するためには最適化された設計が必要です。 これらを混在させた場合、多くの問題が発生します。 最も確実な解決策は独立させること。 原始的ですが確実に成果を出すことができます。 |
Ibuki共通の特徴
モノラルパワーアンプ Ibuki mono-powerの詳細
モノラルアンプ専用アッテネーター Ibuki attの詳細
モノラル・フォノアンプ Ibuki phonoの詳細
Ibukiシリーズオプションの詳細

モノラルパワーアンプ Ibuki mono-powerの取扱説明書
モノラルアンプ専用アッテネーター Ibuki attの取扱説明書
Ibuki共通の特徴

真空管は多くの増幅素子の1種。特別な存在ではありません。
オーディオアンプに使用される増幅素子には、トランジスター、
FET等々たくさんの種類があり、それぞれに長所短所を持っています。
『真空管だから良い』のではなく、
増幅素子は適材適所に使用して本来の性能を発揮します。
真空管が良い部分、半導体が良い部分を見極め、
先入観をなくして設計されたアンプ。
それがIbukiです。

オール非磁性体ボディ
ケースの材質はノイズレベルを大きく左右します。
当社のテストでは、
同じ回路のフォノアンプを磁性体の鉄製ボディと
非磁性体のアルミ製ボディにマウントしてテストしたところ、
鉄製ボディでは出力ノイズレベルが4.5dB(1.7倍)多くなりました。
Ibukiのボディは全て非磁性体によって構成されています。

ドイツ・クアドラル社のスピーカーをはじめ・・・
多くのスピーカーによってテストされたIbuki。
しかし、8cmのフルレンジから38cmのウーハーまで
すべてのスピーカーをうまく鳴らすようなアンプはありません。
Ibukiは12cmから25cmの2WAYまたは3WAYのスピーカーを
対象と考えています。
Ibukiは万能選手ではありません。
しかし、限られたスピーカーでのNo.1を目指しています。

Ibukiは岐阜県関ヶ原町の協力で作られています。
Ibukiの開発にあたって、当社は岐阜県関ヶ原町から
協力認定書を授与されました。
Ibukiには地方自治体である関ヶ原町のテイストが多く詰め込まれています。

トッププレートは天然黒御影石
この御影石は『山西黒』と呼ばれており、
中国・山西省で採掘される世界で一番黒い御影石と言われています。
関ケ原町は全国1位の石材加工のまち。
年間45万平米もの石材を加工し、六本木ヒルズ、
東京ミッドタウン、大阪駅などで使用されています。
Ibukiのトッププレートは天然の黒御影石を
熟練の磨き職人が一枚一枚手作業で仕上げたものが使用されています。

トップパネルの黒御影石には梅とリンドウがデザインされています。
梅は関ヶ原町聖蓮寺にある樹齢700年の古木をモチーフにしています。
親鸞聖人お手植えと言われ、
1つの花から8つの実がなるので「八つ房の梅」といわれています。
リンドウは秋の伊吹山に咲く青紫の花。
枕草子に、
「竜胆は枝さしなどむつかしけれど、異花どものみな霜枯れたるに、
いとはなやかなる色合にしてさし出でたるいとおかし」とあります。
他の草花が霜で枯れても鮮やかな色で咲き続けるリンドウは
平安時代から愛されてきました。

Ibukiの由来
Ibukiの由来となった伊吹山(1337m)は当社から10km程の距離にあります。
多くの伝説がある霊峰です。
古くは古事記にヤマトタケルが伊吹山の神を倒そうとして
返り討ちにあった神話が残されています。
小倉百人一首には藤原実方が清少納言に宛てた歌
「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」があり、
清少納言からの返歌として
「いつしかも 行きてかたらむ 思ふこと いふきの里の 住うかりしを」
とあります。
1568年織田信長によって作られた伊吹山の薬草園は、
50ヘクタールという広大なエリアに、
西洋の薬草3000種が栽培されていました。
その中の1つがキバナノレンリソウです。
このヨーロッパ原産の植物はその後、伊吹山に定着した帰化植物として
日本では伊吹山にのみ生育しています。
国歌「君が代」の「さざれ石」は伊吹山山麓にあり、
現在は「さざれ石公園」の一角に見ることができます。
Ibukiは西美濃のシンボル伊吹山のように
多くの人に愛されるオーディオアイテムでありたいと考えています。
モノラルパワーアンプ Ibuki mono-power

Ibukiシリーズの中心となるモノラルパワーアンプ。
電源ブロックと増幅ブロックに分かれており、
ステレオアンプとして動作させるためには4つの筐体が必要になります。
しかし、最も重要な増幅ブロックは電源ノイズから完全にアイソレートされ
Lch/Rchの干渉も皆無という理想的な環境で増幅されています。
この方式はアメリカ製のハイエンドアンプにはいくつか見られましたが
Ibukiでは小型アンプであるにもかかわらず
この方式をとりいれました。

真空管と半導体によるハイブリッド・アナログアンプ
真空管を使用したドライブ段と
半導体を使用したファイナルによるハイブリッド。
ハイスピードだけを誇る現代のアンプとは明らかに異なる方向性の音質。
また、Ibuki mono-powerはピュアアナログアンプ。
アナログアンプの特徴である力強い低域をぜひ体験してください。

高品位な入出力パーツ
RCAジャックやスピーカーターミナルには
高品位で高信頼性のパーツを使用。
これらのパーツは高音質という概念ではなく
機器間の接続による劣化を最小限に抑え、
その状態を長期間持続させるために使用されています。
型 名 | Ibuki mono-power |
品 名 | モノラル・パワーアンプ |
出 力 | 60W |
周波数特性 | 1Hz〜100KHz |
入 力 | RCA1系統 |
外形寸法 | 増幅ブロック:W112×H78×D200 電源ブロック:W112×H98×D200 |
内容物 | 増幅ブロック、電源ブロック、真空管 (電源ケーブルは付属しません) |
標準小売価格 | ¥160,000(税別) |
モノラルアンプ用アッテネーター Ibuki att

音楽ソースを選択し、
ヴォリューム・コントロールを行うアッテネーター。
MUSICAではatt30やatt60等のアッテネーターをラインナップしていますが
Ibuki attはモノラルパワーアンプのために開発された
モノラルパワーアンプ専用アッテネーターです。
ボリュームはLch/Rch同時に1つのツマミでコントロールされますが、
電気的にはLch/Rchはお互いにアイソレートされており
まったく干渉しません。
モノラルパワーアンプの良さを十分に引き出します。

電源を使用しないパッシブ・アッテネーター
電源を使用しないため
残留のイズはプリアンプの1/10以下。
ノイズ埋もれていた響きが聴こえてくる驚き。
ライブ録音で空気の音を実感する瞬間。
女性ヴォーカルの息遣い。
パッシブアッテネーターはそんな音を体験させてくれるでしょう。

高品位な入出力パーツ
RCAジャックは高品位で高信頼性のパーツを使用。
これらのパーツは高音質という概念ではなく
機器間の接続による劣化を最小限に抑え、
その状態を長期間持続させるために使用されています。
型 名 | Ibuki att |
品 名 | モノラルアンプ用アッテネーター |
出 力 | RCA1系統 |
周波数特性 | DC〜100KHz |
入 力 | RCA3系統 |
外形寸法 | W112×H78×D200 |
内容物 | 本体 |
標準小売価格 | ¥80,000(税別) |
モノラル・フォノアンプ Ibuki phono

MC/MMに対応しています。
モノラル仕様のためステレオでの再生には2台必要です。

Ibuki-phonoの最大の特徴は電源です
上下2つのブロックに分かれており、
それぞれ別のケースになっています。
上部はフォノEQブロック、下部はバッテリーブロック。
独立した筐体です。
2つのブロックにはそれぞれに電源スイッチがあります。
バッテリーブロックには充電スイッチ。
フォノEQブロックには動作スイッチです。
充電時には、充電スイッチON、動作スイッチOFFにします。
再生時には、充電スイッチOFF、動作スイッチONにします。
音質は劣りますが充電しながら再生も可能です。
この場合は2つのスイッチをONにします。

型 名 | Ibuki phono |
品 名 | モノラル・フォノアンプ |
出 力 | RCA1系統 |
再生特性 | RIAA |
入 力 | MM(gain 36dB) MC(gain 56dB) |
外形寸法 | W112×H78×D200 |
内容物 | 充電用DCアダプター |
標準小売価格 | ¥120,000(税別) |
Ibukiシリーズオプション
Ibukiシリーズには多彩なオプションが準備されています。
いずれもIbukiのクオリティを
ほんの少しだけアップするアイテムです。
これらのオプションは当社ウェブショップのみで取り扱っています。
ご注文はこちらです。


Ibuki 専用オーディオボード
専用ボードはノルウェー産のエメラルドパールと呼ばれる
石を使用しています。
適度な硬度と重量によってIbukiに伝播する振動を制御します。
宝石のムーンストーンと同じ石で最も高価な御影石と言われています。
価格は¥14,800(税別)です。

Ibuki 専用電源ケーブル
Ibukiには電源ケーブルが付属していません。
今や電源ケーブルはコンポーネントの1つであり
その音質の違いを楽しむことは常識です。
Ibuki 専用電源ケーブルは開発時から仕上げまで
一貫して使用してきた標準ケーブルです。
2スケアの大容量ケーブルをホスピタルグレードプラグに接続し
最小の損失をもって電源を供給します。
尚、このケーブルの長さは30cm〜3mまで
お客様のご希望で製作します。
価格は長さに関わらず¥14,800(税別)です。


Ibuki 専用セレクト・チューブ12AT7A
Ibukiに使用されている真空管は12AT7Aです。
本品は特にIbuki用に特に選別されたものです。
価格は¥3,800(税別)です。